工法特許出願中(特願2009-284716)
- 当社が開発した工法で、安価で確実に施工出来る工法です。
- 柱や基礎をミリ単位で修正します。
- 材料の効果は半永久に継続します。
- 再度地震が来ても、液状化が起こりにくい地盤になります。
- 深層部改良との組合せ工事も同時に出来ます。
-
建物の基礎下約3m
部分を改良します。 -
注入管を設置して
リフトアップグラウト工法
により建物を持ち上げます。 -
建物が水平に戻ったら
リフトアップ完了。
※居住しながらの施工が出来ます。
※家屋内での作業は、傾斜計測と確認作業だけです。
※家屋持ち上げによって、犬走りやブロック塀が傾斜した場合は当社で修復いたします。
以下が工事の主な流れです。
変更事項が生じた時は、その都度施主の了解をいただいて工事を進めるようにいたします。
傾きを直すまでの流れ | 注意事項 |
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地盤の調査 | 調査費用の提示、合意 |
調査に基づいた打ち合わせ | |
調査書による見積り提示 | |
契約 | 計画書の作成 |
施工 | |
施工完了 | 出来高確認 |
片づけ・撤去 |
リフトアップグラウト工法は、定量注入方式の注入圧力を徐々に上昇させて、周辺の構造物に影響を与える作用を利用する工法です。注入管先端部の注入モニターに取付けた2箇所の噴射ノズルから、注入材を注入し瞬結硬化させることにより(1次注入により形成された固結体内部に瞬結性の薬液を2次注入する)基礎下部の地盤を膨張させて構造物を修復します。
従来から地下鉄工事や上下水道工事等で採用されてきた薬液注入工法のひとつです。注入方法には『定圧注入方式』と『定量注入方式』とがあり、リフトアップグラウト工法は、定量注入方式を採用しています。
定圧注入方式
定圧注入方式とは、注入時に圧力を一定に保つよう、単位時間当たりの注入量をコントロールする注入方式です。
- 注入開始の当初は、ポンプ圧送流量を極力少なくし、圧力計を監視しつつ徐々に圧送流量を増加させます。
- 注入圧力が急上昇し始めたら、圧送流量を減少させ、急上昇寸前の圧力(制限圧力)に保持するように圧送流量を増減して注入を続行します。この状態で注入が進行すると、流量を逐次減少させないと制限圧力を保持できなくなります。
定量注入方式
定量注入方式とは、注入時に単位時間当たりの注入量を一定に決めて注入を行う方式です。注入圧力の変化を監視しながら注入し、この圧力を初期の注入圧力より徐々に上昇させ、これ以上の圧力をかけると周辺へ悪影響をおよぼす寸前まで注入を続行します。
- 施工方法1
- 施工方法としては、作業的・経済的に優位な垂直注入工法を積極的に採用しています。ただし、地下埋設物等により垂直注入工法の施工が困難な箇所については、斜注入工法を併用して施工を行います。
- 施工方法2
- 現場における注入孔間隔は、施工実績・経験等を基に、施工性・経済性も加味し、2.0m~4.0mピッチ以内に注入管を1箇所設置します。
- 施工方法3
- 削孔には、ロータリー式ボーリングマシンを使用し、φ40.5mmかφ30mmのロッドにて所定の深度(位置)まで削孔します。また、手作業で削孔する場合もあります。
- 施工方法4
- 注入には、φ40.5mmロッドかφ30mmロッドを注入パイプとして用い、送液は2.0ショット方式にて外管にA液を内管にB液を送り注入します。また、施工の手順として、改良領域にて、まず「瞬結タイプ」の注入液を2.0ショット等量方式にて注入し、地盤内の空隙等を充填した後、基礎部の傾斜具合を測定しながら注入を行っていきます。これを1工程とし、各注入孔については順次これを繰り返します。
- 施工方法5
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注入の仕様は次の通りです。
注入材料 瞬結 注入流量 0~20L/min 注入圧力 0.1~1.0MPa ゲルタイム 1~20秒